一心無双流とは

 一心無双流では、平時にあって不意の斬撃から体を捌いて抜刀し、敵を制する刀法を、居合道であると捉えている。
 私達、当流の門人は、流祖と伝わる毛利伊勢守高政からの道統を受け継ぎ、第十一代宗家毛利友彦元春先生から直伝を受けた、総師範山田文典を中心として京都・滋賀において稽古を重ねている。
 当流の特徴は、水の流れるが如しと称される自然な形であり、静かな中に気合のこもる居合である。
 私達は、古流居合である一心無双流の修練を通して、心身を鍛えるとともに礼儀作法を修め、また、当流を正しく未来に伝承するべく、日々励んでいる。